アルツハイマー病の新しい治療薬を希望する方へ
[お知らせ]
抗アミロイドβ抗体薬について
治療対象について
対象になるのは「アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)及び軽度認知症」と診断され、神経心理検査での適応基準を満たし、脳MRI検査を受けられる方となります。
治療方法
レカネマブ(レケンビ®)については2週間に一度、ドナネマブ(ケサンラ®)については4週間に一度来院していただき、静脈点滴で薬剤を投与します。点滴にかかる時間は1時間程度で、18カ月間行います。投与開始から半年程度は脳の腫れや脳の出血などの副反応を生じる可能性があるため、定期的な脳MRI検査が必要です。
治療費について
抗アミロイドβ抗体薬の治療費は高額ですが、医療費負担割合に応じた高額療養費制度を利用できます。
治療の流れ
相 談
精神保健福祉士などの相談員が現在の症状などについて
お話をうかがいます。ご相談は無料です。
診 察
担当医師が診察し、ご本人の様子をうかがいます。
鑑別診断
アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度認知症であるかを確認します。
- 神経心理検査(MMSE・ADAS)
- 脳MRI検査
- 血液検査・心電図
鑑別診断後、アルツハイマー病が疑われる場合、
追加検査
アミロイドβの蓄積量を測定します。
- アミロイドPET/脳脊髄液検査
(連携している病院へご紹介いたします) - 神経心理検査(CDR)